意外と知らないアメリカの基礎知識
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上院と下院

アメリカ合衆国の上院と下院は対等の関係にあり、立法に対して平等な権利と権限を持っている。両院はそれぞれ元老院、代議院と呼ばれることもあるが、両院の違いは上院が任期が長くて議員数が少なく、閣僚や官僚、条約の認否権を持っていること、下院が歳入法案先議権を持っていることである。しかし、法的には平等でも社会的には上院の方が権威があると認知されている。 また、連邦議員になるための要件は、上院が「年齢が30歳以上で9年以上アメリカ国民である」こと、下院が「年齢が25歳以上で7年以上アメリカ国民である」ことである。

アメリカの選挙投票率

日本では選挙の投票率が70%前後で低いとされているが、アメリカの選挙の平均投票率はさらに低い。 アメリカの国単位の公的選挙には大統領選挙と、上院と下院の改選を行う中間選挙の二つがあるが、国民の関心が最も高い大統領選挙の投票率ですら50%ほどしかなく、中間選挙の投票率は35%前後とさらに低い。