大統領本選挙
大統領本選挙は11月の第一月曜日の翌日に行われ、有権者である満18歳に達したアメリカ市民が各政党の用意した選挙人に投票する。ここで注目されるが、大統領本選挙は投票結果の集計を州ごとに行うが、その際勝者が勝利した州の選挙人枠を全て手に入れるという勝者総取り方式を採用している点である。 国民一般投票による選挙人の選出が終わると、次は12月に選挙人の投票により大統領が選出がされる。投票は各州で行われ、投票したものはワシントンの連邦会議所に送られる。そして、翌年の1月にワシントンで開かれる連邦上下両院合同会議で表の確認が行われ、大統領が決定する。
三選の禁止
初代ジョージ・ワシントン大統領が三選するのを辞退したことに始まり、アメリカでは大統領が三選するのは避けるべきことであるとされ、1951年には三選の禁止が憲法に記された。しかし、副大統領が不慮の事態で大統領職を引き継いだ場合で、残りの任期が二年未満である場合は回数に加算されず、実質的な3回の就任は可能である。